モーリス・グリフィンは32歳で養子になりました。彼は、幼いころから20年前までゴッドボールド夫妻の里子としていっしょに暮らしていました。今では独立して自分で生活していますが、養子縁組をすることは、モーリスもゴッドボールド夫妻もずっと望んでいたことでした。両者が再会を果たし、養子縁組が正式に成立すると、モーリスは「私の人生でおそらく最高の瞬間です。…わが家に帰れて幸せです」と述べました。

神の家族に加わった私たちも、その時を人生で最高の瞬間と言うことができます。キリストを救い主であり、主であると信じるなら、私たちは神の子どもとなり、神は私たちの天の父となってくださいます。聖書は、「あなたがたはみな、キリスト・イエスに対する信仰によって、神の子どもです」と保証します(ガラ3:26)。

神の養子とされた私たちには、霊の兄弟姉妹、すなわち、キリストを信じるすべての人が家族として与えられ、私たちは永遠の相続財産を分かち合います(コロ1:12)。それだけでなく、イエスの霊が私たちの心に住んでくださり、子どもが「パパ」と呼ぶように、神を「アバ、父」と呼んで祈ることができるようにしてくださいます(ガラ4:6)。

神の子どもになるということは、父なる神が近くにいて守ってくださるという体験をすることです。その神は、私たちを愛し、受け入れ、私たちのことを知りたいと思っておられます。神の家族になるということは、故郷に帰ることであり、素晴らしいことです。