ローレン・コルナキは夏に救急救命の講習を受けて良かったと思っていましたが、こんなにすぐ、それも、家族のために役立てることになるとは、予想だにしていませんでした。彼女の父親は車の修理をしていたのですが、ジャッキがすべって車の下敷きになってしまいました。22歳のローレンは雄々しくも重さ約1.5トンの車を持ち上げて、父親を引きずり出し、心臓マッサージや人工呼吸などの適切な応急措置をして救急車の到着を待ちました。

死の危険に瀕した父親を助けたローレンの働きは素晴らしいものですが、罪に捕まった私たちを、ご自身の死と復活で救い出してくださったイエスの御業は、それをはるかに上回るものです。十二弟子を働きのために派遣されたとき、イエスは、神が人々を救いたいと思っておられるという「良い知らせ」を宣べ伝えるというミッションを与えられました(ルカ9:1-6)。このミッションを自分の力で遂行することはできません。弟子たちがイエスのことを伝えるとき、イエスが人々の罪の重荷を取りのけてくださいました。イエスの御力と権威によって、神の御国が宣べ伝えられ、病人が癒されたことは、この地上が神に統治されたことを証明しました。

多くの人が、罪の重荷の下敷きになっています。しかし、私たちの偉大な神は、この重たい物の下から私たちを引きずり出してくださいました。そして、私たちを世界中に派遣して、イエスが罪から解放してくださることを伝えなさいと言われます。