Month: 11月 2014

現状引き渡し

アメリカで売り家の広告に「現状引き渡し」とあれば、売主は家を修理したり、リフォームする費用を出す余裕、もしくは意思が無いことを意味します。必要な修理やリフォームは、買い手が家を引き渡された後に自分の負担で行わなければなりません。つまり、不動産売買において「現状引き渡し」とは、「ご注意ください。当物件、多額の追加費用が必要になるかもしれません」ということです。

ハッピーエンド

聖書の物語の「筋」は、最終的に振り出しへと落ち着きます。神と人間の壊れた関係はついに修復されて、創世記3章の呪いが解かれます。ヨハネの黙示録は、エデンの園のイメージを借りて、いのちの水の川について述べます(黙22:1-2)。しかし、今回は「園」ではなく「都」です。偉大な都は、神を賛美する人たちで満ちあふれています。もはや、死や嘆きが、影を落とすことはありません。新しい天と地の間で私たちが目覚めるとき、私たちはついにハッピーエンドを迎えるのです。

アマニ

アマニはスワヒリ語で「平和」という意味ですが、テキサス州ダラスの動物園には、「アマニ」という名前のラブラドール・リトリーバーの子犬が、特別な友だちと共に暮らしています。その友だちとは2匹の赤ちゃんチーターです。動物学者たちは、チーターがアマニからリラックスすることを学べるかもしれないと考えて、3匹をいっしょにしました。犬は一般的に、多くの人に囲まれる場にいても神経質になることはありません。それで、いっしょに育てることで、チーターを落ち着かせる効果が期待できるのではないかと考えたのです。

賛美のレッスン

詩篇150篇は素晴らしい賛美の詩であるだけでなく、賛美することを教えてくれる詩でもあります。それは、どこで賛美すべきか、なぜ賛美すべきか、どのように賛美すべきか、また、どんな人が賛美をささげるべきかを教えてくれます。

御声を聴く耳

何年か前になりますが、息子と一緒にモンタナ州のマジソン川で舟釣りをしながら、数日間の気ままな旅を楽しみました。漕ぎ手も務める二人のガイド同伴です。

神にやすらぐ

長男が大学に行くために家を離れることになり、家族が揃って休暇を過ごすのは最後になるかもしれないという夏のことです。海辺の小さな教会で、それなりに小奇麗に身を整えて座っている5人の子どもたちを見ながら、心に愛が満ちて来るのを感じました。私は「主よ、どうぞ彼らの霊を守り、あなたから離れないようにしてください」と、彼らの課題を思いながら心の中で祈りました。

苦しみの中の希望

聖書を開いてエレミヤ書の1章から4章を読もうとすると、そこに「涙の中にある希望」と副題がつけられていてドキッとしました。まさに時宜を得ていて、涙がこぼれそうになりました。私は母を亡くしたばかりで、悲しみのただ中にいたのです

募る憎しみ

コーリー・テン・ブームの家族は、第二次世界大戦下のオランダで時計店を営みながら、ユダヤ人の家族を守るために活動していました。やがて一家全員がナチスの強制収容所に送られ、父親は10日後に亡くなりました。姉のベッツィーも収容所で死にました。ベッツィーとコーリーは同じ収容所にいて、ベッツィーの信仰は、コーリーの信仰を強くしてくれました。その強い信仰のおかげで、コーリーは収容所の看守だった冷酷な男たちを赦すことさえできました。

太陽の暖かさ

アメリカで1961年に結成されたロックバンド「ビーチボーイズ」のメンバー、ブライアン・ウィルソンとマイク・ラブは、1963年11月のある日、アップビートで典型的な「ビーチボーイズ」の曲とは全く違った雰囲気の曲を作りました。それは、失ってしまった愛を悼む曲でした。後日、マイクは次のように語りました。「あのような喪失はとても辛いけれど、良いこともあります。それは、愛したという経験が、まずあったということです。」彼らはその曲に「太陽の暖かさ」という題をつけました。