Month: 3月 2017

素晴らしい招待

色々な招待のメールが来ますが、退職者のための投資セミナーや生命保険の説明会などへの招きは即、ごみ箱行きです。しかし、旧友の集まりには喜んで参加する旨の返事をしました。

生と死

友人の兄リチャードの臨終に思いがけず立ち会った時のことを決して忘れないでしょう。そんなことになるとは思いもせず、お見舞いに行った3人で静かに話をしていると、リチャードの呼吸が荒くなっていくのに気づきました。私たちは彼を見守り、祈りながら、いくらかの時を過ごしました。彼の旅立ちは神聖な時でした。40歳代で逝く友を惜しんで涙する私たちを、神のご臨在が取り囲んでいました。

苦難

昨年の冬にコロラド州の自然史博物館に行ったとき、アスペンの木に関する驚く事実を学びました。すらっとした白い幹のアスペンは、たったひとつの種から森を育てることができます。ひとつの種から生まれ張り巡らされた根は、木になるか否かに関わらず何千年も生きて、薄暗い森の地下で眠っています。そして、火災や洪水、雪崩等の自然災害で地面が裸になって太陽の光を受けると、その根から芽が出て木に育つといいます。

良い実をつける

飛行機の窓から見ると、ふたつの禿げ山の間に、青々とした麦畑と果樹園の帯が走っていました。そこには川があります。水が無ければ、何も育ちません。

イメージマネジメント

英国の元首相チャーチルはケルビムやブルドッグを比喩に語られることが多く、自身、まんざらでもなかったので、80歳の誕生日に肖像画を贈られることになると、そういうイメージで描くのかと尋ねました。ところが、画家のサザーランドは、見たとおりを描くと答えました。その作品は、お世辞にも素敵とは言えず、チャーチルに嫌われました。最後には、こっそり処分されました。

東西の出会い

東南アジアの学校に北アメリカから招かれた教師がいました。彼は択一式の試験をした際、分からない問題に無回答で提出される答案の多いことに驚きました。それでテストを返す時、次からは分からなくても無回答ではなく推測して回答するように言いました。ところが驚いたことに、ひとりの生徒が手を挙げて「もし、偶然に正解してしまったら、答えを知らないのに知っている事になってしまいます」と反論したのです。この先生と生徒は、物の見方も行動パターンも異なっていました。

あなたではない

ダビデが立案し、設計し、材料を集めました(Ⅰ歴28:11-19)。にもかかわらず、エルサレムの第一神殿はソロモンの神殿と呼ばれます。神が「あなたはわたしのために住む家を建ててはならない」(17:4)と言われたからです。神が選ばれたのは息子ソロモンでした。しかし、この否定に対するダビデの応答は立派でした。自分の気持ちではなく神のお気持ちを尊重し、感謝の心を失いませんでした(17:16-25)。そして自分のできることを全うしたのです。彼は神殿を建てる際に息子を助ける有能な人材を集めました(22章)。

素晴らしい神の御顔

我が家の4才の息子は絶えず喋っていて質問の嵐です。息子と喋るのは大好きですが、彼は私の方を見ずに話しかけるという困った癖を身につけました。「聞こえないよ。話すときはちゃんとママの方を見てね」と注意することが増えました。

抱かれて安らか

友人が生後4日の大切な娘を抱かせてくれました。ところが赤ちゃんは間もなくぐずり出しました。胸に引き寄せたり、頬をくっつけたり、揺らしたり…。必死にあやしましたが、どんどん機嫌が悪くなります。私はキャリア15年の母親ですが、そんなものは少しも役立ちません。ところが、居ても立ってもいられない友人の腕に戻すと、赤ん坊はすぐに泣き止みました。安心した顔つきになり、身体もリラックスしました。母は我が子の不安を和らげる方法を知っているのです。