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苦言の価値

早春の清々しい日、妻と上機嫌で旅に出かけました。しかし途中で逆走の警告標識が無かったなら、旅は悲劇に転じていたことでしょう。私は曲がり角で反対車線に入りそうになりましたが、「侵入禁止」の標識が目に入り、即座に進路を変更して戻りました。もし無視して走りつづけたなら、どうなっていたでしょう。考えただけでもゾッとします。

厳しいことを言う

以前、車で80キロの道のりを、在宅勤務の社員のもとに向かったことがありました。彼が会社の信用にかかわる間違った情報を流しているという報告を受け、厳しいことを言いに出かけました。

兄弟の言うことを聞く

近所に住む兄弟の兄の方が「戻っておいで!お兄ちゃんの言うことを聞きなさい」とどんどん離れて行く弟を心配して叫びました。年上の子どもの方が明らかに、その場の状況を把握しています。

傷ついた

チャールズ・ロゥエリーは友人に、腰が痛いと言いました。同情してもらいたかったのです。ところが友人は、「君の問題は、腰じゃなくてお腹だ。お腹が大きすぎて、腰に負担がかかっているんだ」と正直に言ったのです。ロゥエリーは、腹を立てる誘惑に打ち勝って減量に励んだと、雑誌のコラムで語っています。体重が減ると腰の痛みも消えました。彼は、「あからさまに責めるのは、ひそかに愛するのにまさる。愛する者が傷つけるほうが真実である」という箴言27章5、6節のみことばを受け止めたのです。

優しく正しなさい

ケニアのナイロビで開催された国際会議が終わって、私たちは宿泊先に移動しました。翌朝、帰国の予定です。ところが宿舎に到着すると、会議場に忘れ物をした、という面倒な人がいました。その人が会議場に戻って行くと、いつも非常に几帳面なグループのリーダーが、彼女を鋭く批判しました。

苺だらけ

私たち夫婦は最近、新しい家に引っ越したのですが、近所に住む男性が大きな箱一杯の苺を家の前の歩道に置いていきました。箱には「近所の方々にお裾分けします」というメモがありました。ところが、その箱を子どもたちがどの大人よりも早く見つけたため、男性の善意が騒動の種になりました。子どもたちは、私たちの白い家に苺投げをして楽しんだのです。そして、私たちが帰宅すると、塀の陰に隠れて私たちの様子を見ていました。「犯行現場に戻って来た犯人たち」は、その状態に私たちがどう反応するか、興味津々でした。私たちは、自分たちだけでぐちゃぐちゃの苺を片づけ、壁のシミをふき取ることもできましたが、子どもたちと話をし、いっしょに後片付けをすることが後々のために大切だと思って、そのようにしました。