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太っ腹

新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のために、テネシー州が小売店に営業停止命令を出しました。店主たちは、どうやって家賃や従業員の給与を支払い、この危機を乗り切ろうかと悩んでいました。それを知ったナッシュビル近くの教会の牧師は、彼らを助けようと動きました。彼は「町の人が大変な目に遭っているときに、教会が蓄えの上に安住しているわけにはいきません」と語り、近隣の他の教会にも協力してほしいと呼びかけました。

神の世界を耕す

幼い娘が「パパはなぜ仕事に行かないといけないの」と尋ねました。私に遊んで欲しいからです。仕事をさぼって遊べればよいのですが、職場にはすべきことが山積みです。しかし、なぜ働くのかという問いは大切です。自分や家族の生活費を稼ぐためというだけでしょうか。報酬を得ずにする仕事はどうでしょう。何のためにするのでしょう。

座席番号2Dに座る人

ケルシーは11ヵ月の娘と酸素吸入の機器を抱えて、飛行機の狭い通路を進んで行きました。娘には慢性の肺疾患があり、ふたりは治療のために旅をしていました。予約したひとつの座席に親子で座ると程なく、客室乗務員がやって来て、ファーストクラスの乗客が席を代わると申し出ていると言われました。ケルシーは感謝の涙を流しながら通路を歩き、ゆったりとした座席に腰を下ろしました。一方、見ず知らずの親切な乗客が、彼女の席に着きました。

たっぷり与える

ステーシーは失業中でしたが、15ドルをはたいて知らない人の車にガソリンを入れてあげました。財布を家に忘れて来たとガソリンスタンドで赤ん坊を抱いて困っていたからです。すると後日、子どものおもちゃなど、贈り物で一杯のかごが玄関前に置かれていました。その人の友人らが、お礼にとクリスマスプレゼントをくれたのです。

喜んで与える人

ずいぶん前のことですが、妻に思いがけない収入がありました。全く期待していなかったのに、小切手が郵送されてきたのです。同じ頃、親しい友人が、発展途上国の女性の自立事業について話してくれました。この人たちは、自ら学び、小規模ビジネスで自立したいと願っていますが、最大の壁は、ご多分にもれず、資金でした。

請求書の支払い

ナイジェリアのラゴスの病院で、実業家のジールは「どうしたんだ?」と腰をかがめて尋ねました。太ももを包帯で巻かれた青年は「誰かに撃たれた」と答えました。幸い入院するほどではありませんが、お金を払わなければ帰してもらえません。地域の公立病院は、そういう所が多いのです。ジールは担当者と交渉し、名前を伏せて、基金から払ってあげました。彼はキリスト信仰を証するために基金を立ち上げていたのです。いずれ贈り物によって自由になった人たちが、お返しとして人に与えることを願っています。

自分にある物を差し出す

ある日、空腹の男が村にやって来ましたが、だれも食べ物をくれません。すると男は水と石を鍋に入れて火にかけ、かき混ぜました。村人は興味津々で見ていましたが、そのうちに、ひとりがジャガイモを入れました。別の人がニンジン、次の人は玉ねぎ、そして大麦、と、誰かが何かを入れ、最後に農夫が牛乳を入れ、ついに美味しいチャウダーが出来上がりました。

ひそかな贈り物

花瓶の中のチューリップや水仙、可憐なスズランが、キムを玄関で出迎えます。毎月、匿名のクリスチャンが花束を送ってくれます。手書きの励ましのみことばと「愛をこめて イエスより」というサインとともに。もう7か月になります。

与えられるよう成長する

プレゼントをあげるよと2歳の孫が言いました。箱の中身は、彼のお気に入りのキャラクターのクリスマス飾りです。彼はその晩、私のプレゼントでずっと遊んでいました。それを笑顔でながめていると、昔の思い出がよみがえりました。