Category  |  神の懲らしめ

砕かれた骨

大学時代、私はサッカー部でゴールキーパーをしていました。部活は最高に楽しかったのですが、その楽しさは非常に高くつきました。相手チームに得点させないように身体を投げ出してゴールを守るので、危険な目に遭ったり、負傷することがあるからです。あるシーズンなどは、まず足を骨折し、次に肋骨にひびが入り、それから肩を脱臼し、最後には脳震とうを起こしてしまいました。今だに、その代償を払っています。寒い日には古傷が痛み、過去に骨折したことを思い起こさせるのです。

ダビデもまた、骨が砕かれたことを思い出さずにはいられませんでした。しかし、それは肉体的な骨折ではありません。精神的なものでした。彼は一時、道徳的に堕落してしまいました。バテ・シェバと不倫をし、その夫を戦場で死なせたのです。そんなダビデを神はしっかりと懲らしめられ、ダビデは悔い改めて、神に立ち返りました。「私に、楽しみと喜びを、聞かせてください。そうすれば、あなたがお砕きになった骨が、喜ぶことでしょう」と祈りました(詩51:8)。

神の懲罰は厳しく、ダビデは自分の骨が砕かれたように感じました。しかし、彼は信じていました。恵みの神は、彼の砕かれた骨を癒やし、喜びの火を再びともしてくださることを。

私たちが間違ったり、罪を犯したりしたとき、神は私たちを放っておかれないと知るのは慰めです。神の懲罰で私たちを懲らしめ、更生させてくださいます。

神の絵

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書17-20
聖書のみことば ヘブル12:3-11
 
主はその愛する者を懲らしめ、―ヘブル12:6

ある日、私の息子はオレンジ色のマーカーのふたを開け、父親の絵を描きました。まだ幼い彼が描いたのは、ひとつの丸の中に入った目と鼻と口が、二本の長い棒の上に乗っかっているものでした(息子によると、その二本の棒は足だそうです)。私は、幼い息子の努力を大いに褒めてあげましたが、彼の絵は、夫の特徴である青い目、頼りがいのある笑顔、そして白髪混じりの髪を描いてはいません。

オービーの目印

1年で聖書を!
◆ 詩篇13-15
◆ 使徒19:21-41
聖書のみことば エレミヤ書5:21-31
 
主よ。私は、あなたのさばきの正しいことと、あなたが真実をもって私を悩まされたこととを知っています。―詩篇119:75

ゴルフのルールでオービーと言えば、アウトオブバウンズ、つまり、ボールが境界を出て、プレーを続けられない区域に入ったという意味です。もし、その選手のボールがアウトオブバウンズになるなら、彼には1打罰が課せられ、もう一度やり直さなければなりません。

戒めを学ぶ

1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記7-9
◆ ルカ9:18-36
聖書のみことばヘブル12:3-11

 
すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、……後になると、……平安な義の実を結ばせます。―ヘブル12:11

私には、子どもの頃のはっきりとした思い出があります。幼稚園の先生に何と言われたのかは覚えていませんが、私は彼女に向かって「黙れ!」と言ったのです。そのときのことは忘れもしません。彼女は「家に帰りなさい」と言いました。そこで私は、教室を出て、数十メートル先の我が家に向かって歩き出しました。そして歩道を進んでいくと、裏庭の草むしりをしている母の姿が見えました。さあ、どうしましょう。私はここで、戦略的な選択に迫られました。そのまま進んで幼稚園を早引きした理由を母に話すか、それとも幼稚園に戻って先生と対峙(たいじ)するかです。