Tag  |  世界

見えない世界

あなたの片手についている細菌の数は、世界の人口より多いことを知っていますか。また、数百万の細菌は、針の穴ほどのスペースに収まることを知っていますか。細菌は、顕微鏡を使わなければ見えないほど小さいものですが、空中や地中、水中のみならず、私たちの体内にも生息しています。私たちは通常、その存在を感じませんが、人と細菌は、互いに常に影響し合っています。

蛇が入った ケース

自然博物館で、赤いほっぺをしたよちよち歩きの子どもが、ガラスケースをパンパンと叩いていました。その中には「ビリー」という名前のいかつい蛇がいて、その小さな女の子をぎょろりと見ながら、ゆっくり動いていました。ビリーの身体は私の腕ぐらいの太さで、茶色と黄色の毒々しい模様でおおわれています。ビリーがケースから出られないのは分かっていますが、怖そうなへびが幼い子の近くにいるのですから、私はぞっとしてしまいました。

浮上する

人間は見える世界と見えない世界、すなわち自然界と超自然の世界を、行ったり来たりしています。ニュージーランド沖にクジラを見に行ったとき、そんなことを考えました。

怖がりの魚

海水魚の世話は大変です。例えば、水質試験紙を使って水中の硝酸やアンモニアなどの濃度を常に管理しなければなりません。ビタミンやミネラル、水質調整剤などを入れ、グラス・ファイバーや活性炭で水をろ過しなくてはなりません。こんなに世話を焼いているのですから、水槽の魚たちは私に感謝してくれてもよさそうなものですが、とんでもありません。餌をやろうとして近づき、私の影が水面をおおうやいなや、魚たちは慌てて物影に隠れます。

より良い世界

大好きな「スヌーピー」の漫画の登場人物で、いつも自信家のルーシーが断言します。「私がいるのに、世界が悪くなるはずがないわ。私が生まれたおかげで、世界は明らかにすごく進歩しているのよ。」

世界は御父のもの

アマンダはカリフォルニア州サン・ディエゴ市にあるキリスト教系の大学の2回生でした。彼女は、クリスチャンが地球環境保全に果たすべき役割について、再考させられました。今までは、自分が救われていることと地球環境に配慮することに関連性があると意識していなかったのですが、クリスチャンに果たすべき役割があるとチャレンジを受けたのです。特に、世界中の困窮している人たちに福音を届けるということと、地球環境の関連を考えさせられるうちに、彼女は大きく成長し、変わっていきました。

クリスチャンには、神が創られた美しい世界をみこころにそって管理し、そこに住む人たちが幸せに暮らせるように配慮する責任があります。この責任を果たすことによって、私たちは自らが神を敬っていることを示します。この責任は、次のふたつの聖書の原則に基づいています。

初めの原則は、「地は神のもの」だということです(詩24:1-2)。詩篇の作者は、万物の創造主である神を賛美します。天と地、そしてそこにあるすべてのものは神のものです。神が創造し、神が君臨し(93:1-2)、神がそれらをいつくしまれます(マタ6:26-30)。第2の原則は、世界が健全に営まれるように守り導く責任を、神が私たちに授けたということです(創1:26-28)。私たちは、自然も人も尊んで守らなければなりません(レビ25:2-5、11節、箴12:10、ロマ15:2)。

地球環境は、私たちの御父のものです。それを尊重し、その中に住む人々に心を配ることによって、自分がどれほど神を愛しているか、神に示していきましょう。