雑誌「ザ・ニューヨーカー」によれば、有名人は商品で、約150万円で某人気歌手と会ったり、約120万円で著名なシェフの家で12人の友人と昼食を食べたりすることができると言います。

当時、イエスは有名人でした。人々はイエスを追いかけ、教えを聞き、奇跡や癒しを起こしていただきました。イエスは少しも偉そうにせず、人々に応じられました。ヤコブとヨハネが御国で高い地位に就きたいと願うと、イエスは弟子のみんなに言われました。「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい」(マコ10:43-44)。

その後まもなく、叫び求める盲人の物ごいに「わたしに何をしてほしいのか」と聞かれました。彼は「先生。目が見えるようになることです」と答えました。彼はすぐに見えるようになり、イエスについて行ったのです(51、52節)。

イエスが来られたのは、「仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるため」(45節)です。私たちもイエスのように優しい心で手を差し伸べましょう。