長年、人々に感動を届け続けるブルックリン・タバナクル・クワイアー(米国の聖歌隊)のゴスペルに「私の助け」という曲があります。このもとである、詩篇121篇は、信仰告白から始まります。神は世界の創造主であり、この作者を助けるお方です(1-2節)。それは、安定であり24時間体制の守り(3-4節)、常時そばにいて(5-6節)すべての災いから(7節)今よりとこしえまで(8節)守ってくださるという告白です。

聖書の神を信じる人たちは、神は助け主だと信じてきました。チャールズ・ウェスレーの讃美歌には「私は御父に向かって手を伸ばす。神が身を引かれたなら 私はどこに行けばよいのだろう」(参照:聖歌421)とありますが、私はみんなと一緒にこの歌詞を心から歌って主を礼拝したことがあります。宗教改革者のルターは「神は我らの砦、決して崩れない防壁、死の病にとり囲まれたときの助け主」(参照:讃美歌267)と書きましたが、まったくその通りです。

見捨てられたような気持ち、孤独、困惑や不安。そんな中にいるときは、詩篇121篇を読み、このみことばで心を満たしましょう。あなたはひとりではありません。ひとりで頑張らずに、神の世話になってください。神の慈しみは、主イエス・キリストの人生、死、復活を通して明らかです。次の一歩が何であれ、神の助けを得て踏み出してください。