孫のサラは幼い頃、人は死んだら身体を残して顔だけが天国に行き、そこで新しい身体を頂くのだと言っていました。もちろん、私たちの永遠に関するサラの見解は幼稚ですが、彼女は根本的な真理をつかんでいます。つまり、私たちの顔はある意味で、私たちのたましいを映し出す鏡だということです。

私の母は、不機嫌な顔をしていると、それが後々まで顔に張り付いてしまうと言っていました。賢明な助言です。不安でひそめた眉、怒りを込めた口元、狡猾な目つきは、惨めなたましいを表します。一方、親切で優しい眼差しや暖かい笑顔は、シミやしわ等が増えても、心の内側から変えられた人生を表すしるしです。

生まれ持った顔はさておき、どういう人に成長していくかに関しては、自分で出来ることがあります。それは、柔和、自制、親切、寛容、感謝、赦し、平安、愛という品性を備えることができるように祈ることです。

神の時に、内面が主に似た者になるように、親切な老人の顔に主イエスが映し出されるように、神の恵みによって成長しましょう。イギリスの詩人ジョン・ダン(1572-1631)も、年齢は「最後の日に最も美しい」と語っています。