カリフォルニア州ヴィクターヴィル市の一部が、2019年4月、「回転草」におおわれました。この草は、近くのモハーヴェ砂漠に生えていて、成長すると2メートル近くにもなるやっかい者です。風で根元から折れると球状に丸まり、風に飛ばされ転がり、種をまき散らします。それが強風で市内まで吹き飛ばされてきたのです。

この草は「心が主から離れる者」のようです(エレ17:5)。預言者エレミヤは、人間を信頼し、自分の腕に頼る人は、「荒地のむろの木」のようで「しあわせが訪れても会うことはな」いと語っています(5-6節)。一方、人ではなく神を頼りにする人の人生は、これとは対照的です。樹木のように、しっかりと張った根で神から力をいただき、干ばつのような状況でも活力にあふれています。

回転草にも樹木にも根があります。しかし、回転草は、根にしっかりとつながっていないので、すぐに折れ、干からびて枯れてしまいます。一方、樹木は、しっかりと根につながっているので元気に生い茂り、困難な時も耐えていけます。私たちも、神にしっかりつながり、聖書の知恵から力と励ましを受け、祈りによって神と交わりましょう。そうすれば、命を与え、命を支える栄養たっぷりの霊の糧をいただくことができます。