グリーンバーグ博士の撮った世界の砂浜の砂の拡大写真は驚くほど色彩豊かです。砂には鉱物、貝殻、サンゴの破片などが含まれています。砂粒の鉱物含有量を顕微鏡で分析すると、侵食や海浜流の海岸線に及ぼす影響など、多くのことが分かります。小さな砂粒には非常に価値のある情報が詰まっています。

ひとつの祈りもひと粒の砂のように大切です。聖書は、神の国の到来に関して、祈りが大きな役目を果たすと語ります。使徒ヨハネは、御使いが黄金の香炉を持って御座の前にある祭壇に立っている幻を見ました。すべての聖徒たちの祈りに添えて、その香炉を献げるためです(黙8章)。聖書は語ります。「それから御使いは、その香炉を取り、それを祭壇の火で満たしてからそれを地に投げつけた。すると、雷鳴と声がとどろき、稲妻がひらめき、地震が起こった」(5節)。御使いが火と祈りで満たされた香炉を投げた直後、7つのラッパを持った7人の天使が「ラッパを吹く用意をし」ます(6節)。この地球の最後の日とキリストの帰還が宣言されるのです。

自分の祈りは些細なこと、と思っているかもしれませんが、実は、神が重視されることです。神の国の到来に果たす役目さえあります。私たちの小さな祈りは、神と共にあるときに、天地を揺るがす力を持っています。