持病の痛みに悩まされる日が続き、誰とも話したくありません。何も考えられず、祈ることさえできません。信仰が揺れ、落ち込みました。テレビをつけると、少女が幼い弟に「あなたはチャンピオンよ」と語りかけるCMが映りました。少女が励まし続けると、弟は満面の笑みになり、私も嬉しくなりました。

神の民は落胆と不信仰ゆえに葛藤しました。ヘブル人への手紙の筆者は、神の声は聖霊を通して聞こえると断言し、詩篇95篇のみことばを引用して、荒野をさまよったイスラエル人と同じ過ちを犯してはいけないと警告しました(ヘブ3:7-11)。また、「兄弟たち。あなたがたのうちに、不信仰な悪い心になって、生ける神から離れる者がないように気をつけなさい。『今日』と言われている間、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされて頑(かたく)なにならないようにしなさい」(12-13節)と述べました。

希望の命綱はキリストにしっかりつながれていますから、頑張るべきとき、強い力が注がれます。それは、キリスト者同士の励まし合いです(13節)。誰かの信仰が揺れるとき、別の誰かが「あなたはできる。一緒に頑張ろう」と励ますことができます。神が御民、すなわち私たちを強められるのですから、私たちは励ます力を互いのために活用しましょう。