Category  |  悩み苦しみ

信仰の中での成長

家庭菜園を始めたばかりの頃、早起きをして芽が出ていないか確かめに行ったものです。なかなか芽が出ないのでネットで調べると、植物にとって発芽の時期が一番大切で、急かすことはできないと分かりました。また、地面を突き抜けて懸命に太陽を求めて伸びるたくましさや、気まぐれな天候に耐える強さに感心したものです。そして、2、3週間我慢していると、緑の新芽が次々と萌え出てきました。

安全な場所に引き上げる

幼い女の子が父親に見守られ、小川のぬかるみを、膝までの長靴を履いてバチャバチャと歩いていました。やがて川は深くなり、長靴の中に水が入ってきました。ついに1歩も進めなくなると、少女は叫びました。「パパ、はまっちゃった!」父は3歩ほど歩いて娘を抱き上げると、川岸の原っぱに下ろしました。少女は長靴を引っ張って脱ぎ、中の水を笑いながら出していました。

ちりにすぎないと感じる

週1回の伝道部会の会合で、ウォレンが「ちりみたいだ」と言ったとき、加齢や、それに伴う不調を語っているのだと思いました。ウォレン夫妻は60代後半で、昨年は手術や病院通いが続きました。また、介護に備えて家を改装することなどの変化もありました。人生の盛りは過ぎたと感じていたのです。

暴露と保証

車が青い煙を噴出して男の赤ちゃん、農薬散布の飛行機がピンク色の水を大量に放出して女の赤ちゃんなど、2019年、赤ん坊の性別を劇的に公表する人がいました。一方、この子たちが成長する世界に関する別の事実も公表されました。聖書アプリYouVersionが、1年で最もシェア、ハイライト、ブックマークされた聖句は、「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい」(ピリ4:6)だと年末に発表したのです。

安全な場所

ダグ・マーキーの人生は、より糸が少しずつ切れていくようでした。「長い闘病の末、母ががんで亡くなりました。長年の恋人と別れ、貯金も底をつき、仕事の将来性も見えません。霊的にも精神的にもどん底だった」と書いています。牧師であり彫刻家でもあるマーキーのこの状況と小さな屋根裏部屋という住環境が、彼の「隠れ場」という作品を生み出しました。釘の痕が残るキリストの力強い両手のひらが椀のように合わさって、そこが安全な場所だと物語ります。

神を見つめて

バレリーナやコンテンポラリー・ダンサーがするターンにピルエットというものがあります。子どもの頃、モダンダンスを習っていて、ピルエットが大好きでした。目が回って倒れてしまうまで何度も回りました。大きくなると、バランスを保つコツは、ある一点を決めて、一回転するたびに、そこに視点を戻すことだと分かりました。そうすれば、ピルエットを優雅に決めることができるのです。

状況に左右されない平安

爆竹がはじけたような音がして目覚めると、窓ガラスの破片が散らばっていました。ジョアンは、ひとり暮らしの不安を感じつつ、外の様子をうかがおうと起き上がりました。通りに人影はなく、侵入者の気配もありません。しかし、鏡が割れていました。警察を呼ぶと、ガス管から1センチ離れた所で弾丸が見つかりました。もしガス管に当たっていたら、彼女は死んでいたでしょう。それは後に、近所のアパートで起こった発砲事件の流れ弾だと分かりました。ジョアンは家にいることが怖くなりました。そして、心の平安を祈りました。

納得できない時

プロのスポーツ選手を目指していた青年が挫折した時、「神のご計画が分からない。僕は人生を主にささげたのに!」と母親にメールしました。思いがけない挫折を経験して、「なぜなんだ?!」と心で叫んだ経験の無い人がいるでしょうか。友人に説明もなく絶交されたり、健康に気をつけていたのに病気になったり、会社が突然移転を発表したり、生活が一変するような事故に遭ったり…。

再び起き上がる

五輪元代表のマラソンランナー、ライアン・ホールは、ハーフマラソンで59分43秒をマークし、1時間の壁を破った米国初の走者となりました。新記録を打ち立てて栄誉をたたえられましたが、レースを棄権する屈辱を味わったこともあります。