1年で聖書を!
◆ 創世記49-50
◆ マタイ13:31-58
聖書のみことば 申命記10:12-17

 
あなたの神、主が、あなたに求めておられることは何か。それは、ただ、あなたの神、主を恐れ、……主を愛し、―申命記10:12


職場のふたりの上司について話していた人がいました。一方の上司は部下から好かれていますが、恐れられてはいません。みんなは彼を好いてはいますが、彼の指示に従いません。彼の権威に敬意を払っていないからです。もうひとりの上司は、部下に恐れられていますが、好かれてもいます。そして、みんなの従順は、そのことを示しています。

神の願いは、私たちが神を畏れると同時に、神を愛することです。今日の聖書のみことばは申命記10章ですが、そこには、主のおきてを守ることが、主を畏れ、主を愛することだと書かれています。12節には「ただ、あなたの神、主を恐れ、…主を愛し、…」と記されています。
 

主を畏れるとは、主に最高の敬意を払うことです。クリスチャンにとって主を畏れるとは、神の存在や神の性格を「怖い」と思うことではありません。これは、感性の問題ではありません。むしろ、神の品性や権威を心から尊敬し、どんな場合にも神の道を歩み、神の命令を守らなくてはなりません。私たちは、それが義務だからではなく、神を愛しているから、心を尽くし、精神を尽くして神に仕えます(12節)。

愛は「好き」とか「嫌い」などという感情ではありません。クリスチャンの愛は「神が私を愛してくださった」ことに対する感謝の応答として流れ出るものです。聖書は語ります。「私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです」(Ⅰヨハ4:19)。神を愛し畏れるなら、自ら進んで、主の命令に従って歩むことができます。

(Albert Lee)

神を畏れ愛しているなら、神に従うだろう。