デイリーブレッド

すべての人へ

ダン・ギルは9歳の時、親友アーチーと同級生の誕生日会に行きました。ところが、その家の母親は「椅子が足りない」と言って、黒人のアーチーを入れてくれません。ダンは自分が床に座ると言いましたが断られ、仕方なくプレゼントを置いて帰りました。親友が拒絶されたという痛みが心に深く刻まれました。時が流れ、ダンは現在、学校の先生です。彼の教室には、いつも予備の椅子が一つあります。生徒が理由を聞くと、教室はみんなの居場所ということを忘れないようにするためだと説明しています。

神を信頼する

緊急に2種類の薬が必要でした。母のアレルギーの薬と姪の湿疹の薬です。2人の症状は悪化しているのに、薬局にはどちらもありません。私は途方に暮れ、ただ必死に「主よ、助けてください」と何度も祈りました。数週間後、2人の症状は落ち着いてきました。まるで神が「わたしは薬を使うときもあるが、薬が病気を癒やすわけではない。病気を癒やすのは神だ。薬ではなく、神に頼りなさい」と言われているようでした。

ささやきしか聞いていない

ニューヨークのグランドセントラル駅には、喧騒(けんそう)の中でも安らげる「ささやきの回廊」と呼ばれる場所があります。そこでは、通路の一方のアーチの基部に立って御影石の壁にささやくと、約10メートル離れた通路の反対側の壁で聞いている人に伝わります。音波が湾曲した石の上を伝わって届くからです。