聖書が教える宣教
死を超える真の希望
人を支える真の希望を得るには、キリストの十字架と復活という原点に立ち戻る必要がある。近頃、このような言葉が教会指導者たちの間で聞かれます。つまり、死と悪による支配を神が完膚なきまでに打ち砕かれたことを伝える必要性の再認識です。ここ数十年、このような焦点が失われた教会が少なからずありました。個人的な赦(ゆる)しや、幸せで前向きに生きるためのアドバイスなどを前面に押し出す個人主義に傾倒していました。しかし、コロナ禍になり、皆がそれぞれにつらい思いを抱えて暮らしている中で、幸福について語っても人の心には響かないと気付き始めたのです。
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