デイリーブレッド

耐え抜く力

牧師のマークは、35年に渡り、心を込めて二つの教会に仕えました。彼はマラソンランナーでもあります。牧師を引退する際の贈り物の一つは、新しいランニングシューズでした。私は20年以上前に一度、一緒に走っただけですが、彼は、これまで、いくつもの都市で、42.195キロの道のりを走ってきました。歓送会では、教会や地域の人々が、彼の実直な働きに謝意を述べました。神の力と恵みによって、マークは牧師として、有終の美を飾りました。

空洞の柳の木

トマーシュには定期的に話を聞いてくれる先輩がいるといいます。それがどれほどありがたいかを説明する中で、「彼は、私の空洞の柳です」と言いました。私がポカンとしていると、スロバキア語で「秘密を守ってくれる人」という意味だと教えてくれました。他人に知られたくない秘密を幹の中にしまっておく木。そういう安全な人のことだそうです。

いと高き王のしもべ

その夫婦は子ども2人とアルゼンチンでひっそり暮らしていました。家でも外でもスペイン語しか話しませんでしたが、彼らは長期潜伏中の他国の工作員でした。フォークの使い方に至るまでこの国の文化を修得していましたが、市民登録の変更をきっかけに矛盾が発覚し、やがて逮捕されました。本国に送還される機内で、母は11歳の娘を見つめました。自分たちの真の姿は、彼女が信じていたものではないことを、どのように伝えようかと考えていたのでしょうか。