◆ Ⅰ列王記14-15
◆ ルカ22:21-46
金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」―ヘブル13:5
大学時代にサッカー選手としてプレーをしたせいか、「すばらしいゲーム」にひときわ魅力を感じます。その点で、特にイングランドのプレミア・リーグの試合が大好きです。高い技術とスピードがあるからです。同時に、ひいきのチームのためにサポーターが歌う応援歌の中にも、すばらしいものがあります。例えば、リバプールというチームは長い間、ミュージカル「回転木馬」の名曲「決してひとりじゃない」をテーマソングとして歌ってきました。5万人のサポーターが立ち上がり、この古い曲をひとつになって合唱するのを聞くと感動します。最後まで一緒に歩んで行こうというのは、選手にとってもサポーターにとっても、励まされることです。彼らにとって、ひとりぼっちで行くなど、あり得ないのです。
「ひとりじゃない」という感覚は、誰にとっても意味深いものです。というのは、人は関係性の中で生かされています。孤立や孤独は、人間にとって最も苦痛な経験です。そして苦しいとき、信仰は不可欠なものです。
神の子どもは、見捨てられることを怖れる必要がありません。たとえ敵に囲まれても、友だちが離れていっても、家族と引き裂かれるようなことがあったとしても、私たちは決してひとりぼっちではありません。神は「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない」と言われました(ヘブ13:5)。これは、美しくて感傷的なだけの、実のない言葉ではありません。神がご自分の愛する者たちに与えられた、約束なのです。神はあなたと共におられます。どこかに行ってしまわれることはありません。
キリストとともにいるならば、ひとりぼっちで歩むことは決してありません。
神の御臨在は、神の偉大なプレゼントのひとつだ。