復讐してはならない。……あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。
―レビ記19：18

ある牧師は、日曜日の礼拝中に声をかけられ、振り向きざまに殴られました。殴った男は逮捕されましたが、牧師はそのまま礼拝メッセージを続け、男のために祈りました。その上、収監中の男を訪問しました。この牧師の行為は、とても良い模範です。

自己防衛を否定はしませんが、旧約聖書は「復讐してはならない。あなたの国の人々を恨んではならない。あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」（レビ19：18、また申32：35も参照）と復讐を禁じます。また、使徒たちも同意見です（マタ5：38-45、ロマ12：17、Ⅰペテ3：9）。

旧約聖書の律法には、「目には目。歯には歯…」（出21：23-25、申19：21）と記されていますが、それは公式な裁きが不平等で残忍にならないようにするためです。しかし、個人的な復讐に関しては、それ以上に大きな原則が存在します。それは、正義が行われなければならない。そして、その正義の裁きは、神の手（または、神によって選ばれた権威の手）に委ねられなければならない、ということです。

侮辱されたり、傷つけられたりしたとき、やられたらやり返すという態度ではなく、聖霊に力を与えられた行為、そして、キリストに誉れが与えられるような応答ができるように祈りましょう。すべての人と平和を保ち（ロマ12：18）、聖徒の仲裁に従い（Ⅰコリ6：1-6）、権威に従うことができますように。何よりも、主の御手に委ねることができますように。

（Marvin Williams）

最終的な正義は、正義の神の手に委ねなさい。