1年で聖書を!
◆ Ⅰ歴代誌13-15
◆ ヨハネ7:1-27

 
正しい者は、……年老いてもなお、実を実らせ、―詩篇92:12、14


地元紙の死亡告知記事に古い写真が添えられていることがありますが、私はそれを見るのが好きです。例えば、「89歳。大恐慌時代、カンザスの農場で育った」には目を輝かせた若い女性の写真が、「92歳。第二次世界大戦で祖国のために戦った」には軍服に身を包み、にっこり笑う若者の写真が添えられていたりするのです。そこからは、「いつも年寄りだったわけじゃないんだよ」という声が聞こえてきそうです。

長寿の人は、歳を取ると自分の出番などないように感じがちです。しかし詩篇92篇は、どんなに歳を重ねても、生き生きとした実りある人生を送れることを思い出させてくれます。神のぶどう園の豊かな土壌に植えられた人たちは、いつまでも「実を実らせ」、「みずみずしく、おい茂」るでしょう(14節)。イエスも「人がわたしにとどまり、わたしもその人の中にとどまっているなら」、その人は「多くの実を結び」続ける、と約束しておられます(ヨハ15:5)。
 

加齢によって確かに、節々が痛くなったり、生活のペースが落ちたりするかもしれません。しかし、「内なる人は日々新たにされてい」くことができます(Ⅱコリ4:16)。

先日、見事な白髪の女性が着ていたTシャツにこう書かれていました。「私は80歳ではありません。62年の経験がある18歳です。」どんなに歳を取っても、若い心を保つことができます。そしてその心に、充実した人生を送った証である、知識と知恵を備えることができます。

(Cindy Hess Kasper)

神は忠実に信じて従うことをお求めになり、その報酬として豊かな実りをくださる。