1年で聖書を!
◆ Ⅰ歴代誌25-27
◆ ヨハネ9:1-23
◆ Ⅰ歴代誌25-27
◆ ヨハネ9:1-23
聖書のみことば エペソ5:22-33
夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。―エペソ5:25
妻のマーティは子どもたちに、驚くほど大きな影響を与えました。母親ほど、自己犠牲的で無条件な忍耐と献身が求められる役目はありません。私の信仰や人格が、母によって形成されたこともまた、確かだと言えます。「妻」や「母」の存在がなかったら、私たちはいったいどうなっていたことでしょう。
それで思い出すのは、スポーツ史上に残る記録が作られたときのことです。2010年、フィル・ミケルソン選手は、マスターズ・ゴルフ・トーナメントで、通算3度目の優勝をかざりました。マスターズ優勝と言えば誰もが欲しがる栄冠ですが、私の心に強く残ったのは、グリーン上での勝利の瞬間ではありません。彼は最後のパットを決めたあと、18番ホールのフェアウェイを歩き、ギャラリーをかき分けて、まっすぐに妻のもとに向かいました。彼の妻は、生命を脅かす癌と闘っていました。テレビ・カメラは、抱き合うふたりの姿と彼の頬をつたう涙を映していました。フィルは涙を流しながら長い間、妻をしっかりと抱きしめていました。
私たちの妻も、彼女のたましいを愛してくださったお方の自己犠牲的で献身的な愛を体験する必要があります。つまり、パウロはこう語りました。「夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい」(エペ5:25)。栄冠は移り行くものです。一方で、自分が愛する人と、自分を愛してくれる人たちが、何より大切です。
人生で大切なものは、何を勝ち取ったかではなく、愛する人たちだ。