1年で聖書を!
◆ 詩篇10-12
◆ 使徒19:1-20
◆ 詩篇10-12
◆ 使徒19:1-20
聖書のみことば Ⅱコリント5:12-21
私たちは今後、人間的な標準で人を知ろうとはしません。―Ⅱコリント5:16
ノースカロライナ州のギリーンスボロで1960年の2月1日、全学生が黒人である大学の4人の学生が、街の食堂の「白人専用」の席に座りました。その学生のひとり、フランクリン・マケインは、近くに座っていた年配の白人女性が、自分たちを見ているのに気づきました。そして、人種差別に反対してわざとこのような行為をしている自分たちを、冷たい眼で見ているのに違いないと思いました。ところが数分後、その女性はマケインたちのところに歩いて来たのです。そして、彼らの肩に手をのせ「私ね。あなたたちのことを尊敬しているわ」と言いました。
長い年月の後、マケインはナショナル・パブリック・ラジオの番組で、この出来事を語りました。そしてこの出来事で、決して固定観念で相手を見てはいけないことを学んだ、と語りました。落ち着いて冷静に相手を見つつ、話す機会を求めるべきなのだと言いました
1世紀の教会も、今日の教会と同様に、人種や言語、文化の相違によって亀裂の入ることがよくありました。パウロはコリントのクリスチャンに手紙を書き、うわべのことばかり気にしている人たちに、どう対応すべきかについて語りました(Ⅱコリ5:12)。キリストはすべての人のために死なれたので、パウロは「私たちは今後、人間的な標準で人を知ろうとはしません」と語ったのです(16節)。
すべての人は、神の形に創造され、キリストにあって新しいものとなることができます。ですから、私たちみんなが、相手の内側をしっかり見ることができますように。
大切なのは、心の中にあることだ。
トピック:
偏見