1年で聖書を!
◆ 雅歌1-3
◆ ガラテヤ2
聖書のみことば 詩篇96:1-13
 
主は王である。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはない。主は公正をもって国々の民をさばく。 ―詩篇96:10

最近、裁判員を務めました。裁判員になると、多大な時間が取られて、自分の生活に大きな支障をきたします。しかし、これは非常に重要な働きです。最初の日にはオリエンテーションがあり、裁判官は、この任務が非常に重要で重い責任を伴うものだと説明しました。私たちは裁判員として、刑事裁判の判決を言い渡す立場になるのです。この状況を前にして、自分はこの役目に何と不適切な人間だろうかと感じました。他の人の人生を大きく左右するだろう決断を、私たちがくだすのです。それは、決して単純なことではありません。非常に深刻な事態です。私たち自身が、欠陥のある人間なのですから、常に正しい決断ができるとは限りません。

人間は本来、不完全な存在ですから、人間によって維持管理されている裁判制度は、葛藤や戸惑いを含んでいることでしょう。しかし、神の判断には全幅の信頼を置くことができます。神は、公平性や知恵において完璧だからです。詩篇の作者は、「主は王である。まことに、世界は堅く建てられ、揺らぐことはない。主は公正をもって国々の民をさばく」と語っています(詩96:10)。神は、公正に裁きをとり行なわれます。その公正さとは、ご自身の完璧な正義と欠けのない人格によって定義されています。
 

人生が公平ではないように思われるときでも、私たちは、神を信頼します。それは、神がいずれ、最後の審判ですべてのことを正してくださると、私たちが知っているからです(Ⅱコリ5:10)。

(Bill Crowder)

いつの日か、神はすべての過ちを正してくださる。