1年で聖書を!
◆ エレミヤ書32-33
◆ ヘブル1
聖書のみことば Ⅱテモテ3:13-17
 
聖書はすべて……有益です。―Ⅱテモテ3:16

作家C.S.ルイスは、宗教的な概念はスープのようだと言いました。とろみのついたポタージュもあれば、さらさらしたコンソメスープもあります。聖書の中には、確かに濃厚な概念があります。知的に理解することが難しい、複雑で神秘性と機微に富んだ概念です。例えば、「神は、人をみこころのままにあわれみ、またみこころのままにかたくなにされるのです」(ロマ9:18)というみことばを理解するのは簡単ではありません。しかし、聖書の中には、さらっと分かる考えもあります。「神は愛です」というヨハネの手紙第一4章16節のみことばは、これ以上ないというほど単純明快です。

15世紀の作家ジョン・カメロンは、「同じ草原の中で、牛は草を食み…鳥も餌をついばむかもしれません…そして人間は真珠を見つけます。同じように、一冊の聖書には、すべての状況に当てはまる何らかの答えがあります。それらの状況の中では、羊が水の中を歩いたり、象が泳いだりするかもしれません。子どもは乳で養われ、強い人には肉が与えられるかもしれません」と示唆しました。
 

神の本、つまり聖書は、知恵と知識の宝庫です。聖書には、非常に洗練された頭脳を持つ人の知性をふるわせるような深さがあります。一方、無学でも正直な人なら十分理解できる分かりやすい真理もあります。

「聖書はすべて…有益です」(Ⅱテモ3:16)と書かれています。このことを信じて、どんどん読みましょう。

(David Roper)

神はみことばを通して話される。じっくりと聞こう。