1年で聖書を!
◆ 創世記6-9
聖書のみことば 箴言2:1-9
 
銀のように、これ[英知]を捜し、隠された宝のように、これを探り出すなら―箴言2:4

夫のカールと交際していた頃のことです。彼はよく手紙をくれたし、電話もくれました。花や本、菓子をプレゼントしてくれたり、食事をごちそうしてもくれました。また、真剣な質問もされました。彼は、多くの時間と労力を費やして、私を真剣に追い求めてくれました。

紀元前10世紀。ソロモン王は真剣に知恵を求めることを推奨しましたが、それは心を尽くして誰かを追い求めることに似ています。知恵とは、「物事の道理や筋道を正しく判断する力。真理を見極める認識力」だと辞書に書かれています。聖なる神に栄光を帰する人生を望むならば、この力は極めて重要だと言えるでしょう。そういうわけで、ソロモンは、知恵を得るためにすべき努力を、多くの能動的な意味を持つ動詞を使って表現したのかもしれません。彼は「耳を傾け…心を向け…呼び求め…声をあげ…捜し…探り出す…」と書いています(箴2:2-4)。
 
知恵を求めるためには、努力が必要です。知恵の見つかる場所を聖書は教えています。「主が知恵を与え、御口を通して知識と英知を与えられるからだ。彼は正しい者のために、すぐれた知性をたくわえ」(6-7節)とあるように、神は、知恵をご自分のために蓄えておられるのではありません。

心を尽くして神を追い求めましょう。神は人生におけるあらゆる知恵の源です。

(Anne Cetas)

多くの知識を得られても、真の知恵は神からのみ与えられる。