1年で聖書を!
◆ 創世記20-22
聖書のみことば Ⅱサムエル記12:1-15
 
その罪は必ず身に及ぶことを知らなければならない。―民数記32:23(口語訳)

私たち夫婦が高速道路を走っていると、往復車線の間にある、緊急車両のみが使用できる場所に入ろうと右折した車を見かけました。どうもこの運転手はUターンしようと思ったようです。車の流れが途切れたら対向車線に入ろうと、自分の左側に意識を集中していました。それで、自分の行こうとするすぐ前方に、パトカーがいるのに気づかなかったのです。ようやく車の流れが途切れると、彼の車は車線に入りましたが、パトカーの真後ろに突っ込んでしまいました。

悪さをしても逃げ切れると思うのは、よくあることです。ダビデ王がバテ・シェバと姦淫したときもそうでした。ダビデは「逃げ切る」ことに力を注ぎました。しかしそうするなら、預言者ナタンと衝突するのは確実でした。ダビデの姦淫、欺き、殺人は「主のみこころをそこな」いました(Ⅱサム11:27)。自分の犯した重大な罪をナタンに突きつけられたとき、ダビデは深く後悔しました。ダビデは罪を告白し、悔い改め、神の赦しを受けました。しかし、犯した罪の結末は、ダビデの家から離れることはなかったのです(12:10)。
 
もし自分のしたことから逃げようとしているなら、「あなたがたの罪の罰があることを思い知りなさい」(民32:23)というみことばを思い出してください。そして、神の前に罪を告白してください。隠れてはいけません。そんなことをせずに、神の恵み深い赦しを求めてください。

(Dennis Fisher)

自分の犯した罪を直視せずに罪と決別することはできない。