1年で聖書を!
◆ 創世記43-46
聖書のみことば エペソ4:25-32
 
わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。―ヨハネ14:16

知らない間に財布からお金が減っていたら、ぎょっとするでしょう。そして、それが我が子の仕業だと分かったら、怒りより悲しみがこみ上げてくるでしょう。「悲しむ」という言葉は、愛する人に失望させられるときの痛みを表現するものでもあります。

聖書は「神の聖霊を悲しませてはいけません」と語ります(エペ4:30)。つまり、私たちを愛し、私たちを助けるために下ったお方を傷つけてはいけないのです。聖霊は私たちの助け主として神によって遣わされたと、イエスはヨハネの福音書14章26節で教えておられます。
 
私たちの行動や態度が内住の聖霊を悲しませるなら、極度の緊張状態が生じます。聖霊が一方に、肉の欲が他方に、私たちを引っ張ります。ガラテヤ人への手紙5章17節で、「なぜなら、肉の願うことは御霊に逆らい、御霊は肉に逆らうからです。この二つは互いに対立していて、そのためあなたがたは、自分のしたいと思うことをすることができないのです」とパウロが言うとおりです。この状況が続くと、私たちは罪悪感にさいなまれ、人生がつまらなく感じます。私たちの内にある喜びや活力は減退し、ぼんやりした無気力感に変わります(詩32:3-4)。

ですから、あなたを助けるために、愛するお方が与えられた聖霊を悲しませないでください。「肉」が惹かれていく悪い思いを「捨て去り」ましょう(エペ4:31)。そして、神のために誠実に生きてください。

(Albert Lee)

クリスチャンの心は聖霊の宮だ。