1年で聖書を!
◆ 創世記47-50
聖書のみことば 詩篇139:1-16
 
私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。―詩篇139:14

妊娠した若い未婚の女性がいました。生まれる前の生命を大切にしない世の中にあって、この女性は、子どもを産むという賢明な選択をして、生まれた赤ん坊を養子縁組に出しました。

その赤ちゃんはクリスチャン家庭の養女となり、大切に育てられ、キリストを信じることを教えられました。ところが、この少女は大人になる前に死んでしまったのです。
 
彼女の死は、家族の心に大きな空洞を開けてしまいましたが、同時に、子どもの頃の楽しい思い出や、ティーンエイジャーになってからの生き生きとした日々の記憶も残しました。もちろん、彼女の死は、周りの人たちの心に痛手を与えました。しかし、彼女が来なかったなら、この家族はどうだったでしょう。養父母が赤ん坊を自らの腕に抱いたり、娘を大切にしたり、ともに笑ったり、イエスについて教えたりという、素晴らしい経験をすることはできなかったのです。

すべての子どもは、そして、すべての人生は、神の御手の素晴らしいみわざ(詩139篇)です。すべての人は、神のかたちに似せて造られました。神がいのちの息を吹き込まれた最初の人である、アダムの子孫です(創1:27)。

死は、人生を通して成し遂げたいと願うことを奪ってしまいます。しかし死は同時に、神が造られた一人ひとりの人生の価値を思い出させてくれます(コロ1:16)。人生という贈り物を大切にしましょう。神の御手のわざを、じっくり味わいましょう。

(Dave Branon)

すべての人生は神によって造られ、神の署名が記されている。