1年で聖書を!
◆ 出エジプト記1-4
聖書のみことば ローマ1:18-24
 
神の、目に見えない本性、……は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、―ローマ1:20

スコットランド系アメリカ人のジョン・ミュア(1838-1914)の父親は、聖書の暗記を非常に重視するクリスチャンでした。そのためミュアは、青年期には新約聖書をまるごと暗唱できました。また、旧約聖書のかなりの部分も暗唱できました。

ミュア青年は、神の被造物である自然を深く愛し、自然は神を理解するための情報源だと考えていました。歴史家のデニス・ウイリアムによると、ミュアは、神の創造を「自然の書」と呼んでいたそうです。ミュアは「神が自らの御手で造られ、文明に汚されず同化もしていない」状態の動植物を、原野を行き巡って研究しました。そして、森林保護運動の先頭に立って、ヨセミテ国立公園、セコイア国立公園、レーニア山国立公園など、アメリカ合衆国の多くの国立公園の設立に貢献しました。 

子どもや青年に信仰を継承しようと願うなら、私たちは聖書に焦点を当てなくてはなりません。その上で、神の野外教室に連れていって自然の壮大さを見せるなら、すべての創造主である神を敬愛する心が育まれていくでしょう。ローマ人への手紙1章20節は、次のように語っています。「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁明の余地はないのです。」

(Dennis Fisher)

神の被造物である大自然から多くの貴重な教訓を得ることができる。