1年で聖書を!
◆ ヨシュア記10-12
聖書のみことば マタイ19:16-26
 
イエスは彼に言われた。「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方は、ひとりだけです。もし、いのちに入りたいと思うなら、戒めを守りなさい。」―マタイ19:17

アメリカの挨拶は、「いかがですか?」と聞かれて「元気です」と答えるのが常です。ところが、この「元気です」を意味する単語が、「良好」を意味するFINE(ファイン)から、「良」だけでなく「善」も意味するGOOD(グッド)に変わってきました。最近ではこちらが一般的です。私自身も、GOODを数え切れないほど使ってきましたが、近頃は、ちょっと引っかかるようになりました。その理由は、GOODの持つ特別な意味です。私たちが意識しているか否かにかかわらず、GOODという言葉は特別な意味を持つからです。

イエスのところにひとりの金持ちの若者がきて、「先生…」と呼びかけました(マタ19:16)。この聖書個所をある英語の聖書は「善なる先生(Good Teacher)」と訳しています。また17節の「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方は…」は、「なぜ、私を善と呼ぶのか。善なるお方は、ひとりだけだ」と訳しています。この若者は正解です。イエスは善なるお方(完璧なお方)であり教師です。イエスだけが真に善といえます。イエスは金持ちの若者にGOODという言葉の意味を考えさせようとして、「なぜ、私をGOODと呼ぶのか。GOODなお方は、ひとりだけだ」とおっしゃったのです。イエスだけが真にGOODです。なぜなら、イエスは神だからです。

「いかがですか」と聞かれて「元気です」と返答できるのは良いことです。しかし、忘れないでおきましょう。主イエスだけがGOODです。

(Bill Crowder)

神は偉大で神は善だ。神なしで偉大になることも善良な人になることもできない。