1年で聖書を!
◆ Ⅰサムエル記11-13
聖書のみことば イザヤ書50:4-10
 
神である主は、私に弟子の舌を与え、疲れた者をことばで励ますことを教え、―イザヤ書50:4

イスラエルの人々は苦しんでいました。カルデヤ人の捕虜となり、故郷から遠く離れた地に暮らすことを強要されました。この疲れ果てた人たちを助けるために、預言者イザヤは何ができたでしょう。

彼は希望という預言を与えました。それは、約束されたメシヤについての神のメッセージです。イザヤ書50章4節は、「神である主は、私に弟子の舌を与え、疲れた者をことばで励ますことを教え」ると語っています。救い主自らが、いつの日か、なだめと慰めを届けようと告げておられるのです。

このみことばは、捕囚の民である人々にとっても、イエスのあわれみで人生が変えられた後の世代の人たちにとっても、大きな慰めです。私たちは、疲れた者をことばで励ますというイザヤの預言が、イエス・キリストによって成就されたことを福音書で読むことができます。イエスは従って来る群衆に「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」と宣言されました(マタ11:28)。これはまさに、あわれみに満ちたみことばでした。

イエスは、疲れた人たちに仕える模範を、私たちに残してくださいました。あなたの周りには、励ましの言葉を必要としている人がいますか。また、親身になって話を聞いてくれる友人を求めている人はいませんか。疲れた人を慰める言葉は、大いに役立ちます。

(Dennis Fisher)

あわれみは心の傷を癒すために必要だ。