1年で聖書を!
◆ ヨブ記35-37
◆ ヨブ記35-37
聖書のみことば 詩篇32:1-5
幸いなことよ。そのそむきを赦され、罪をおおわれた人は。―詩篇32:1
埋め立てごみ処理場からの悪臭に、地域住民の不満が高まっていました。そこで作業員たちは、高圧の消臭砲を設置して悪臭を消そうと試みました。この消臭砲は、1分間に数十リットルの芳香剤を約50メートル四方に撒き散らします。しかし、どれだけ多くの良い香りを撒き散らして悪臭を抑えようとしても、その根本原因であるごみが取り除かれなければ、カモフラージュでしかありません。
ダビデ王もまた、自分の罪をカモフラージュしようとしました。バテ・シェバと姦淫したのち、それを秘密にし、嘘をつき、騙し、敬虔ぶって、自らの堕落を隠そうとたくらみました(Ⅱサム11-12章)。しかし彼は、罪を隠しているならば神の裁きの御手が重くのしかかって、耐えられなかったと、詩篇32篇で告白しています(3-4節)。自責の念に耐えかねたダビデは、隠していた己の罪をあらわにして認め、間違っていたと告白し、悔い改めました(5節)。すると、神が赦してくださったので、もう罪を隠す必要は無くなりました。
罪を隠すことは、何の役にも立ちません。私たちの不従順によって放たれる悪臭は、何かを使ってカモフラージュしようとしても必ず漏れ出るに違いありません。自分の心の中にごみがあることを、神の前に認めましょう。そして、神のあわれみと赦しで清めていただき、すっきりしましょう。
罪はきちんと白状して、告白の喜びを体験しよう。