1年で聖書を!
◆ 詩篇103-105
聖書のみことば 詩篇103:15-22
 
主は天にその王座を堅く立て、その王国はすべてを統べ治める。―詩篇103:19

ダビデ・ギャマットはジェームス・フェニモア・クーパー著『モヒカン族の最後』の登場人物です。彼は敬虔なクリスチャンで、どのような状況に置かれたときでも詩篇に自作のメロディーをつけて歌います。ギャマットは自分を取り巻く状況が良くても悪くても、危機的であったとしても、神は信頼できるお方であると信じていました。そして、神の主権をたたえて日々暮らしていました。神の権威、至高の力、神の支配を賛美していました。

聖書には、もうひとりのダビデ(イスラエルの王であるダビデ)が登場します。この人は実在の人物です。将来の見通せない人生を送りながら、神を愛し、神をほめたたえていました。彼は巨人ゴリヤテを石投げ一つで倒しましたが、サウル王の殺意に追い回されました。しかし、やがてイスラエル王国を自分の指揮下に再集結させました。状況のいかんに関わらず、ダビデは常に時間を割いて詩篇を書き、神の主権を賛美しました。例えば、「主は天にその王座を堅く立て、その王国はすべてを統べ治める」(詩103:19)と書いています。ダビデは分かっていました。自分を取り巻く状況がどのようであったとしても、神の民は、神を礼拝し、神に感謝をささげることができます。神の配慮と支配をたたえることができます。

今日、あなたはどのような一日を過ごしていますか。祝福の日でしょうか、試練の日でしょうか。どちらであったとしても、ダビデを見習いましょう。神に賛美の歌をささげましょう。神は、私たちの人生を支配してくださいます。

(Dennis Fisher)

神をほめたたえよ。その大能のみわざのゆえに、神をほめたたえよ。(詩篇150:1、2)