ハプニングは常に起こります。実際、1日が予定通りに運ぶことはまれで、どうしようもないことが起こって、ものごとが計画どおりに運ばないということが度々あります。病気になったり、交通事情、機器の故障、人間関係、関係者の無礼や怠慢、適切な能力が備わっていないなどのために、予定どおりにことが進まないのです。
しかし、私たちにはこういった不都合の裏側が見えません。面倒が起こると、「これに何の意味があるのだろう」と苦々しく思います。がっかりしたり、やる気が失せたりします。しかし、もしかして、見えない危険から守られたのかもしれません。神の恵みや赦しが明らかになるチャンスだったのかもしれません。元々の計画以上に良いことを始めるきっかけになるかもしれません。さらには、逆境にどう向き合うのかを神が試しておられるのかもしれません。しかし、それが何であれ、また、神がなぜそうされたのかは分らなかったにせよ、はっきり分かっていることがあります。それは神の動機です。
私たちがもっとイエスに似るように、また、この地上で神の御国が前進するように…それが、神の動機です。
歴史を見るなら、神に従った人たちは、不都合どころか、本当にひどい目に遭いました。しかし、神には目的があります。そのことを知るならば、神に感謝することができます。また、機会を十分に生かすチャンスをくださっていると確信できます(エペ5:16-20)。
実際の出来事以上に重要なのは、神が私たちのうちになされること、また私たちを通してなされることだ。
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神の主権