ベルンハルト・ランガーは1993年のイースターの日曜日に、マスターズゴルフで優勝しました。そのときのインタビューを決して忘れません。ランガーが勝利者に与えられるゴルファーの憧れ、グリーンジャケットを受け取るために18番のグリーンに出てくると、記者が「あなたの人生で最高の日ですね」と話しかけました。ランガーは即座にこう答えました。「世界最大のトーナメントで優勝できて嬉しいです。しかしイースターの日曜日に優勝できたことに、もっと大きな意味があります。今日は私の救い主であるお方の、復活を祝う日ですから。」
自分のことを語ることもできたはずですが、ランガーはそうせずに、キリストにスポットライトを向けました。使徒パウロは、「そればかりでなく、私たちのために今や和解を成り立たせてくださった私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を大いに喜んでいるのです」(ロマ5:11)と語りましたが、ランガーの態度はまさにこのとおりでした。
私たちは、自分の「イケてる」ことのリストを頭の中に作って、自分が成し得たことに他人の注意を引き付けようとしがちです。パウロでさえ、自慢できることがたくさんあると言いました。しかし、彼はキリストを知っていることの素晴らしさのゆえに、いっさいのことを損と思っていました(ピリ3:8)。私たちもパウロに倣いたいものです。
ですから、何か誇るものがほしいなら、それはイエスです。イエスがあなたにしてくださったことを誇ってください。イエスにスポットライトを向ける機会を探しましょう。
自分のことで頭がいっぱいなら、イエスを誇ることができない。
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傲慢