命名は重大です。我が子の名であれ、会社の名であれ、ペットの名前でさえ、完璧な名を求めて知恵を絞ります。それが高尚な名前でもユニークな名前でも、たいていの人は何らかの大切な意味を込めています。例えば、私の中国名には両親の期待がつまっています。ふたりは息子に賢い人になって欲しいと思ったのです。

聖書の時代も同様で、モーセもそれを知っていました。ですから、神が燃える柴の所に現れ、イスラエル人をエジプトのパロのもとから連れ出せと命じられた時、あなたの「名は何ですか」と尋ねたのです(出3:13)。すると、神は「わたしはある」と仰せられました(14節)。「わたしはある」とは、過去から未来まで永遠に遍在的に存在し自助自立、その上、すべてを包括する無限の存在を意味します。他のものに全く依存せず存在する唯一のお方、万物の主権者です。神は過去、現在、未来にわたって変わらず、その品性は何事にも影響されない完全無欠なお方です。

この御名は私たちの信頼の基です。神は常に真実なお方です。神の名前を理解するなら、日常の様々なことを安心して主にゆだねられます。「わたしはある」という無限の、そして不変の神が、あなたとともにおられます。