恵みの賜物:神が光への道を示してくださる

やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。—イザヤ9:2

サンフェルナンド市は、フィリピンのルソン島、パンパンガ州にあります。古い歴史を持つこの州都では、フィリピンの典型的クリスチャン文化の伝統である「パロル」を用いた大ランタン祭りが開かれます。シンプルな竹や色とりどりの紙とろうそくから、職人たちが匠の技で鮮やかな星型のランタンを創作し、キリストの生誕を祝います。

世界各地に移り住んだフィリピン人は、閑静な住宅街やビジネス街、高層住宅など移住先でも、この伝統のお祭りを祝い続けます。フィリピンの奥地の村落にある質素な高床式住居にさえ、パロルの灯火を見かけます。所変われど、クリスマスの喜びに違いはありません。

遠い昔、田舎のある丘のふもとで、羊飼いたちが「野宿で夜番」をしていると、「たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。『いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように』」(ルカ2:13-14)と聖書に書いてあります。

「パロル」は、捧げ物を持った東方の博士たちを世の光のもとに導いたというベツレヘムの星を表します。富を持つ博士たちも、家さえ持たない羊飼いたちも、主は同様に歓迎なさいました。「やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った」(イザ9:2)のです。この光は、全ての人々を照らします。 TIM GUSTAFSON

キリストの光は、私たちの暗やみの日々さえ照らしてくださる。


聖書のみことば:ルカ2:13-20

13すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。14いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」15御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」16そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。17それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。18それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。19しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。20羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

「恵みの賜物」のトップページに戻って関連するコンテンツを読む。