ハエを撃つような
マカレナ・ヴァルデの地図を描く能力は、2010年10月、チリの鉱山の落盤事故で33人の人たちが閉じ込められたとき、大きく用いられました。彼女は、人々が閉じ込められている場所をドリルで探るのは、「700メートル先からハエを撃つようなもの」だと言いました。彼女自身も鉱山で働いた経験があり、人々が閉じ込められている場所に調査隊を導きました。それが、あの劇的な救助の一助になったのです。
目を離さない
信仰が育っていくようにと助けている人を指して、「私の弟子」と言っている人がいました。クリスチャンはみな「弟子づくり」という仕事を託されていますが、それは、キリストの福音を伝え、信仰が養われるように助けることです。ところが、つい自分中心に考えがちです。
私たちは一つのからだ
牧師夫人がパーキンソン病と診断され、牧師の家族は苦しい状況でした。牧師は、果たして妻の面倒を看ながら教会の仕事をつづけていけるのだろうか、と思いました。しかし、心配は無用でした。教会の人たちが手を差し伸べてくれたからです。彼らは、食事の支度や牧師夫人の看護をすすんで手伝ってくれました。
誰の願い?
中華系の人たちは、旧正月を祝うとき、「万事があなたの願い通りになりますように」と挨拶を交わします。そうなったら素晴らしいのかもしれませんが、私の願いではなく、神のみこころがなされるなら、そのほうが最善だといえるでしょう。
私を力づけてください
シンガポールの初代首相リー・クアンユー氏は、今日のシンガポールの発展を造り上げたと評価されています。リー氏の首相在任中、シンガポールは成長して豊かになり、アジアの先進国に数えられるようになりました。彼は長期にわたって国の政治をつかさどり、難しい状況や批判に直面したこともありました。投げ出したいと思ったことはありますか、と質問されると、リー氏はこう答えました。「人生をかけて取り組もうと決めていました。」
神を待つことを学ぶ
チャ・サスーンは69歳の韓国人女性です。3年間挑戦しつづけて、ようやく試験に合格し、運転免許を取得しました。孫たちを動物園に連れて行ってあげるために、ぜひとも運転がしたかったのです。
歩く広告塔
ピート・ピーターソンが初めてベトナムを訪れたのは、ベトナム戦争のときです。1966年、彼の爆撃機は奇襲攻撃の最中に撃ち落とされ、捕虜となりました。それから30年以上が経ちました。ピーターソンはアメリカ大使として、ベトナムに戻ったのです。ある新聞は彼を「歩く和解の広告塔」と評しました。彼は何年も前に、神によって命を救われたのは、怒りに捕らわれて生きるためではない、と気づいていました。このように考えていたので、残りの人生と自分に与えられた地位を用いてベトナムに貢献しようと、児童安全基準の向上に尽力しました。
世のための水
世界の70パーセントが水で覆われていますが、飲料水にできるのはそのうち1パーセント以下です。水を衛生的に維持管理することは、世界の多くの地域において死活問題です。すべての生き物の生命は、きれいな水が有るか無いかにかかっています。
肩書き
英国放送協会(BBC)が、お偉方に聞こえる変わった仕事の肩書きを募集したところ、ある視聴者が応募してきました。彼女の肩書きは「水中陶器技術者」といいます。実は、レストランの食器洗い係でした。肩書きは時として、その役職を実際より重要に見せるためにつけられます。