寄稿者

すべて見る
Kirsten Holmberg

Kirsten Holmberg

カーステン・ホルムバーグ氏は、西海岸北西部在住の講演家、執筆家、講師です。Advent with the Word: Approaching Christmas Through the Inspired Language of God の著者で、バイブルスタディのテキストも手掛けています。教会、ビジネス、コミュニティイベントの講演では、みことばからイエスの愛を知り、イエスに近づくよう人々を励まします。詳しくは、www.kirstenholmberg.comをご覧ください。(サイトは英語のみ)

寄稿一覧 Kirsten Holmberg

保証人はいらない

支払いを遅らせたことのある人が家や車のローンを組もうとしても、審査に通らないことがあります。信用を実績で証明できない人は、お金を貸してもらえません。そこで普通、返済能力が実証されている人を保証人に立て、契約書に共同で署名してもらいます。保証人の信用力によって、銀行やローン会社などは安心してその人にお金を貸します。

批判を静める

私は地域でイベントの実行委員になりました。私たちはイベントが成功するように11ヶ月間、日時と場所、チケットの価格、音響から飲食に至るまで綿密に準備を重ねました。開催日が近づくと問い合わせに対応し、終了後にはアンケートを集めました。私たち実行委員は、参加者の喜びの声を聞き、苦情にも対応しました。否定的な意見にくじけ、辞めたいと思うこともありました。

仲間外れ

子どもの時、仲間外れにされてみじめな思いをしたことがあります。母は私を元気づけようと、おどけた歌を歌ってくれました。そして私がニッコリすると、私を大切に思ってくれる特別な人が大勢いるという感謝な事実に気づかせてくれました。

視点を変えて

私たちの町は30年ぶりの厳しい冬を過ごしました。連日の雪かきで筋肉痛になり、いくらかいても減らない雪にうんざりしました。しかし、一段落して長靴を脱ぎ、家に入ると、暖かな暖炉とそれを囲む子どもたちがいます。安全な家の中から窓の外の景色を眺めると、視点も気分も変わり、かき残した雪にいら立つのではなく、美しいモノトーンの雪景色を楽しむことができました。

歌いましょう

私が13歳で通っていた学校には、家庭科、美術、合唱、木工細工という選択科目があり、私は合唱を選びました。初めの授業はパート分けで、先生が一人ひとりの生徒を呼んで声を聞き、音域ごとのグループに分けました。私は番が来ると、指定された音で何度も声を出しましたが、先生はグループを指定せず、履修相談に行って別の教科を取るように言いました。そのときから私は、自分は歌ってはいけないと考えるようになりました。

自分が聞きたいこと

人は、自分の考えを支持する情報を求めがちです。ある研究によると、私たちは自分に都合のよい情報を、そうでない情報の2倍も集める傾向があるそうです。自分の考えに固執していると、それに疑問を投げかける意見を避けてしまいます。

「しかし」という信仰

悲観的な性分なので、ついつい否定的な結果を想像しがちです。ひとつの仕事につまずくと、他の仕事も失敗するような気がします。そして、柔軟体操をしていても、いつまでも身体は固いままだろうとか、事もあろうに、自分は何ひとつできないひどい母親だなど、全く無関係なことにまで論理の飛躍が生じます。ある分野の失敗が、多くの分野の感情を無意味に左右してしまいます。

直接の指示

下の娘のブレッタは、姉の部屋にある「大きな子のベッド」で寝ようと意気込んでいました。私は彼女に布団をかけながらベッドから抜け出したらベビーベッドに戻すよと警告しました。しかし毎晩、彼女を廊下で見つけては、ベビーベッドに連れていかなければなりませんでした。ところが後年、真相が判明しました。いつもは優しい姉娘が、妹と一緒に寝るのが嫌で、毎晩「ママが呼んでいる」と妹に告げていたのです。ブレッタは姉を信じて私を探しに行き、ベビーベッドに寝かされていたのでした。

さばきに勝るあわれみ

口げんかしていた子どもたちが、相手のことを告げ口にやってきました。私はひとりずつ個別に、それぞれの言い分を聞きました。どちらにも悪いところがあったので、公平なさばきは何かと尋ねました。すると、どちらも即、罰を与えるべきだと提案しました。そこで私は、その公平なさばきを、言った本人に与えることにしたのです。すると子どもたちは不公平だと文句を言いました。相手をさばく公平な物差しと言っていたのに、それで自分がさばかれると、この様です。