寄稿者

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寄稿一覧 Mart De Haan

点と点をつなげる

点描画は、フランスの画家ジョルジュ・スーラによって、1880年代に確立されました。その手法は名前の通り、絵の具と筆で線を引くのではなく、小さな色の点を置いていきます。近くでその作品を見ると、点の塊です。しかし、数歩下がって見ると、点と点の融合した明るい色彩の肖像画や風景画がそこに現れます。

隣人を愛する

ある文化人類学者が、数ヶ月の調査を終えて村を去ろうとしていました。空港に送ってもらう車を待つ間、村の子どもたちとゲームをしようと考えました。彼の考えたゲームは、木のそばの果物やあめ玉の入ったかごを目指して、みんなが競走するというものです。しかし、「よ~いドン!」の合図を出しても、ダッシュする子どもはいません。その代わり、みんなで手をつないで走り出しました。