両手を大きく広げて
夫婦で高齢の両親の介護をすることになったとき、手をつないで崖から飛び降りたかのように感じました。というのも、介護で直面する最も大きな問題は、神に心を探られ、品性を練られることだと知らなかったからです。神はこの特別な時を用いて、今までとはまったく違った形で、私たちをイエスの似姿に変えようとされました。
怒りの祈り
ある冬の日、私の姿を見た人は何と思ったでしょう。私は車を出すために、ガーデニング用のシャベルで家の前の排水路に張った氷を割っていました。「何でこうなるの。こんなことは、私のすることじゃない。そんな力は無いし…」と、氷を打つごとに怒りを込めて神に訴えていました。私は介護をしていて、とても忙しいのです。それに加えて、氷の始末までするなんて、もうたくさんですと。