キリストの体の一部として

キリスト者のコミュニティー

マンスリートピック
関係 | 2025年12月のトピック

クリスチャンコミュニティーという言葉から、あなたは何をイメージしますか。イエスを信じる人が集まる場所では、多様性と一致が実践され、喜びにあふれ、皆が真理の理解を深め、使命感に促され行動する。世間の人は、その様子を見て、イエスが神から遣わされたと知る。イエスは、そうなるように祈られました。(ヨハネ17章)。

共生:「彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです」(11節)。イエスはキリスト者の共同体の決定的な特徴が、多様性と共生になるように祈られました。それぞれが画一化されず、個性を尊重され、自分とは違う背景や境遇の人たちを思いやることで愛を示します。

喜び:「わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるように」(13 節)。コミュニティーの大きなメリットは、励ましです。真の喜びに満ちあふれさせてくれるのは創造主だけだという真実を、信仰の友は思い出させてくれます。

真理の理解を深める:「わたしがお願いするのは、……悪い者から守ってくださることです」(15 節)。クリスチャンのコミュニティーは、健全な生き方から迷い出たときに世間の風潮に流されたり、うやむやにしたりせず、指摘し合ったり、戒め合ったりします。これは、世の中にない神から授かった能力です。聖書の教えから離れないように支え合うのは、私たちの務めです。

使命に対する情熱:「わたしも彼らを世に遣わしました」(18 節)。キリスト者は、俗世間から逃れるのではなく、むしろ、社会の一員として暮らすように、イエスは私たちを召されます(マタイ28:18–20)。信者が前述のような生き方を共に実践するなら、世間とのつながりを今大切にしようという認識が深まります。集まって祈り合い、互いの背中を押すのです。それは、人を思いやり、手を差し伸べ、イエスと共に生きる人生に他者を招くためです。

Danny Franks氏は、ノースカロライナ州ローリー・ダーラムのサミット教会の牧師です。

ネットで世界中とつながっていても、孤独を感じやすいのが現代社会です。12 月は、キリストの体の一部として生きることに注目しました。信者同士が支え合って生きるなら、心と体の健康促進につながります。
【このテーマは今月の以下のエッセーでも取り上げています。】
1日 一緒にやろう!
8日 惜しみなく与える
15日 人を知り、人を愛する
22日 神の民を送ってください