伝道

まず祈る

マンスリートピック
実践 | 2022年3月のトピック

配管業者のジャックは、以前工事で私たちの教会に出入りしました。以来7年間、ジャックを導いて救ってください、と私は毎日祈っていました。彼は言葉使いは乱暴ですが、自分のために祈ってもらっていると知ってからは、彼の友だちのためにも祈ってほしいと時折頼んできました。

ある土曜日の朝、神の前に静まっていると、キリストと出会うべき人がたくさんいることを改めて思い、祈りました。「どうか主よ、たった一人でもお救いください!」その日の午後、携帯電話が鳴りました。ジャックからでした。「オレ、膵臓がんだってよ。まだ死にたくねぇ」 。翌週の水曜日に会う約束をし、彼の承諾を得て、他の人にも祈ってもらうことになりました。教会の祈祷会では、ジャックの癒やしと救いのためにみんなで祈りました。

水曜日、いろいろ話をした後、ジャックはイエスを救い主として受け入れ、次の日曜日には洗礼を受けました。

祈りは、神の力こそが物事を動かすと信じる行為です。誰かに力ずくで神を信じさせることはできないと謙虚に認めるとき、新たな扉が開き、人にはできないことを神が成し遂げてくださいます。誰かが御霊によって神へと導かれるよう祈るのは、神の御力を求めることです。神は、不可能に思えることも可能にされるお方です。

イエスを通して示された神のご親切のゆえに、私たちは「大胆に恵みの御座に近づ」くことができます(ヘブル4:16)。神のいない場所で永遠を過ごすことにならないように、失われたたましいのために、心を砕いて祈りましょう。誰かを思いやって祈るとき、救い主は「私たちのために、とりなしていてくださる」(ローマ8:34)のです。

Pray First: The Power of Prayer in Sharing the Gospel by James Banks. © Our Daily Bread Ministries から抜粋して翻訳

どうすればイエスを信じて生きる人生の素晴らしさを分かりやすく伝えられるでしょう。今月は、身近な人たちにキリストの救いという良い知らせを届ける方法を考えてみました。このトピックは、3 月181522 日のエッセーでも取り上げています。