天国の国民として

2つの世界、2つの国籍

マンスリートピック
関係 | 2022年4月のトピック

「しかし、私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、私たちは待ち望んでいます。」(ピリピ3:20)

イエスを信じる者は、2つの世界に生き、2つの国籍があります。パウロが語った天の国籍と、この世の国籍です。私たちの主たる国籍は天なので、自分の現状を「在留外国人」とたとえるクリスチャンもいます。

とは言え、この世に対して何の責任もないわけではありません。天国の国民として、私たちはこの世でどのように生きるべきでしょう。

指導者のために祈る。「すべての人のために、王たちと高い地位にあるすべての人のために願い、祈り、とりなし、感謝をささげなさい。それは、私たちがいつも敬虔で品位を保ち、平安で落ち着いた生活を送るためです。」(Ⅰテモテ2:1-2)

政府の権威に従う。「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられているからです。」(ローマ13:1)

カエサルに返す。「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい。」(マタイ22:21)

高潔に生きる。「すべての人を敬い、兄弟たちを愛し、神を恐れ、王を敬いなさい。」(Ⅰペテロ2:17)

私たちには、この世でイエスのように生きるという務めもあります。そのためには、貧しい人に心を配り、弱い人を助け、虐げられた人のために声を上げる、といったイエスの心を映す姿勢と行動が必要です。

上に挙げた責任には前提があります。イスラエルの宗教政府の指導者たちに脅されたペテロは、賢明にもこう答えました。「人に従うより、神に従うべきです」(使徒5:29)。私たちが第一に忠誠を誓うのは、常に救い主とその御国です。

デイリーブレッド寄稿者Bill Crowder

イエスを信じる私たちにとって、この世の善良な住民として生きるとはどういうことでしょう。今月は、キリストを敬い、地域社会に貢献する住民になるにはどうしたらよいかを考えてみました。このトピックは、4 月181822 日でも取り上げています。