被造物
被造物による啓示
マンスリートピック
知識 | 2022年5月のトピック
牧師で詩人のモルトビー・バブコックは、1901年の讃美歌「この世はみな」の作者です。その中で、外を散歩し、息を呑むような景色に魅了された喜びをつづっています。バブコックは、空や海や生き物に心引かれたと語り、神のご臨在を感じて、「神はどこにいても私に語りかけてくださる」と結んでいます。
被造物は実際に言葉を話しませんが、主の御手によるものとして、「天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた」(使徒14:15)お方について教えてくれます。被造物に、私たちは神の栄光の証を見ます(詩篇19:1)。また、神の永遠のご性質(ローマ1:20)をはじめ、神がどのようなお方であるかも啓示されています。
強風や急流の轟音のように、被造物は神の力を示します。ヨブ記38章の詩にあるとおり、季節を巡らせ(12-13節)、天候を支配し(22-30節)、宇宙を支え(31-33節)、生物を維持する(39-41節)神の力は明白です。
被造物はまた、この世に満ちる神の祝福を経験する手段でもあります。被造物を通して、神は食物など生活に必要なものを与えてくださいます(創世記1:29-30、マタイ6:25-33)。物質的な祝福だけではありません。神は私たちを静かな牧場やせせらぎで憩わせ、被造物を用いて私たちのたましいを回復させてくださいます(詩篇23:1-3)。
このように、被造物は、創造主である神がどのようなお方かを目に見える具体的なかたちで現します。そこには、神のご性質と愛と私たちへの絶え間ない配慮が示されています。
デイリーブレッド寄稿者Lisa M. Samra
神はどのような目的で被造物を作られたのでしょうか。今月は、神の設計に見られる善良と、被造物に対する神の贖いに注目しました。このトピックは、5 月1、8、15、22 日でも取り上げています。