御霊の実

自由に生きる

マンスリートピック
品性 | 2022年10月のトピック

イエスを信じる者は、御霊によって生きることと、利己的な欲望に身を任せることとの間で、常に葛藤します。解決法は2つしかありません。1つは、死んで神のもとに行くこと、もう1つは、あらがうのをやめて肉に屈することです。後者は、決して選んではならない選択肢です。

絶望的に聞こえますか。しかし、肉との戦いは負け試合ではありません。パウロはローマ人への手紙6章で、罪がもはや私たちを支配する権威を持たない根拠を述べています。私たちがイエスとともに死んだのなら、すでに罪から解放されています(7節)。罪はもう私たちの主人ではありません(14節)。ですから、目の前にある罪の誘惑に強く引かれても、屈する必要はないのです。

かつて罪に支配された私たちは、今やキリストにあって、罪の奴隷ではありません。罪や肉という以前の支配者と御霊との綱引き状態の中で暮らしていますが、選ぶのは自分です。イエスに属している今、御霊を選び続けましょう。

肉との戦いが絶望的でないと言えるもうひとつの理由は、いつか終わりが来るからです。パウロはエペソ人への手紙1章13-14節で語っています。御霊は、私たちがキリストに属しているという事実を示す印であり、未来を保証するものです。御霊に満たされた人々は、いつの日か完全に変えられ、新しい復活のからだを持つようになります。私たちは、罪を犯すことから完全に解放されるのです。

私たちの人生における聖霊のご臨在は、罪も苦しみも恥もない、栄光ある神の子としての輝かしい未来を指し示しています。

Live Free: A Fresh Look at the Fruit of the Spirit by Constantine R. Campbell, © 2014から引用して翻訳。

どうすれば聖霊の力によってよりよく生きられるのでしょう。今月は、御霊の実が私たちの心や生活に反映されるとはどういうことかを考えてみました。このテーマは、10月181522日のエッセーでも取り上げています。