休息

休息は神からの贈り物

マンスリートピック
実践 | 2023年3月のトピック

ベッドに入っても、考え事が次から次へと頭に浮かんで眠れません。家族や友人だけでなく、顔見知り程度の人からの頼まれごともあれこれ抱え込んでいました。夜中の3時を過ぎても寝付けない日がもう4日続いていました。朝6時の目覚ましで飛び起き、きつい口調で夫に用事を頼み、「早くしなさい!」と息子を追い立てて出かけました。送りの道中の記憶は定かではありません。ただ、担任の先生がいる教室まで息子をちゃんと送り届けたことだけは、はっきりと覚えています。

園庭で倒れた私を友人は家まで送り、夫が仕事から戻るまで息子を預かると言ってくれました。隣の家の人は、私が目を覚ますまで8時間も祈りながらついていてくれました。

人は、心配して不安になり、頑張りすぎてしまうことがあります。神は、そんな私たちの弱さをご存じです。心も体もたましいも休めて充電する時間が必要なことも知っておられます。

詩篇62篇で、ダビデは「私のたましいは黙って ただ神を待ち望む」(1節)と語ります。内側から完全に充電するために、ダビデはじっと静まる時間が必要でした。そうすることで、希望を与え、守り助けてくださる神に身を任せたのです(5-7節)。ダビデは、誠実な祈りをもって神に近づき、「どんなときにも」神を信じて頼ろうと呼びかけ、神とその御力への全幅の信頼を示しました(8、12節)。

神は、みんなの面倒を見る責任を私たちに負わせられません。むしろ、神が頼りになるお方だと証明してくださいます。神がいつも共におられることを信じ、その御力を頼りにするとき、私たちが一息ついて休むことが神への礼拝になり得ます。なんと素敵な贈り物でしょう。

デイリーブレッド寄稿者Xochitl Dixon

目まぐるしい日常では、休息の大切さが見過ごされがちです。しかし、休むことには神の重要な意図と目的があります。今月は、休息に着目し、神の贈り物である休息を体験するとはどういうことかを考えました。このテーマは、3月1日8日15日22日のエッセーでも取り上げています。