麗しい生き方の知恵
もっと賢かったら、と思うことは誰にもあるでしょう。仕事でもプライベートでも、知恵の必要性を日々感じます。
そこで、日常生活をうまくまわし、人間関係を円滑にするための知恵を、書籍や相談できる人、セミナーなどに求めます。しかし、役立つ知識を得ても、何か物足りなさを感じることがあります。私たちには、世間の知恵以上に、神だけが与えてくださる知恵が必要なのです。
知恵は「主を恐れる」ことから始まると聖書は教えます(詩篇111:10、箴言1:7)。神を恐れるとは、その威厳と神聖さゆえに神を敬い、尊ぶことです。なぜ主を恐れることが知恵を得る出発点になるかは、真の知恵がどのようなものかを知ると分かります。
ヤコブの手紙3章17節は、神が与えてくださる知恵の特徴を7つ挙げています。知恵は、清く、平和で、優しく、協調性があり、あわれみと良い実に満ち、偏見がなく、偽善もありません。これらは皆、キリストのご性質を反映するもので、キリスト者全員が求めるべきです。神を畏れ、神と共に歩み、まっすぐに主に従う選択を積み重ねていくことで、あなたは知恵のある人になります。
あなたは、神に栄光を帰し、人のためになる道を選んで生きていきたいと思いますか。ヤコブは、「あなたがたのうちに知恵が欠けている人がいるなら、その人は、だれにでも惜しみなく、とがめることなく与えてくださる神に求めなさい。そうすれば与えられます」(1:15)と言いました。私たちの神は、気前の良いお方です。神を恐れられるように助け、神のために麗しく生きる知恵を惜しみなく与えてくださいます。
日々を振り返り、そこに働く神のご計画やみこころに目を向けることによって知恵は育まれます。知恵を大切にし、さらに育んでいくには、どうすればよいでしょう。
【このテーマは今月の以下のエッセーでも取り上げています。】
1日 自然を通して神を知る
8日 私たちに必要な知恵
15日 神の意外な方法
22日 危険に突進